4:ぬばまたの呪歌




大まかなストーリー:
 前巻の聖の昔の男編に続き、今回は弓生の昔の女が登場したり、連載初の夫婦喧嘩をして聖が家出したり、迎えに行こうとした弓生が拉致られたり、聖が動揺し捲ったりと目まぐるしい巻になってます。また、この辺りから三吾の貧乏クジが発揮され始めます。(早!)
 あと、聖の弓生への愛の大きさも計り知れなく、弓聖的にもとっても美味しい巻になってますv



 先ずは、初っぱなから聖は弓生の夢を見ます。夢に出てくるってこと自体、かなりラブだと言うことが伺いしれます。聖って結構見るんだよね〜、ユミちゃんの夢!ユミちゃんは見てるのかしら。
 …今は関係ないですね、はい。
 その夢はまだ互いのことを『高遠』『鬼同丸』と呼んでいる頃です。清明さんが亡くなった頃なので、鬼同丸はちょんまげです!ちょんまげラブ〜v可愛い〜vv
 …今は関係ないですね、はい。
 でもその夢の関係で弓生のことばかり考えてしまった聖はボーっとしてしまい、朝食を焦がしてしまったり、食事をしながら弓生を見つめ「高遠…」って呟いたり、そんな聖に反応したりと、朝からラブラブ新婚サン風景が繰り広げられています。未だ始まって数ページなのに…(笑)
 そして前回、茨木のことで心を傷付けられた聖は、早く敵をぶっ潰したい!と意気込みます。『攻撃は最大の防御やで!』と意気込む聖は聖らしくて大好きですvそんな聖は弓生曰く、「見てくれ道理の短絡思考」だそうです。(笑)千年以上も生きてるクセに、中身は外見の20才そこらと変わらないらしく、萌えvv出逢った時と思考が変わらないって可愛すぎますvvv




 あと、佐穂子からの電話で慌てふためく聖も、待ち合わせ場所に遅刻する聖も、既に遅れてるクセに来る前に安かったからと言ってスーパーで普通に買い物してくる聖も、何があっても食を優先する聖も、佐穂子の女心(聖に久し振りに会えて嬉しいのに)も全く分かっていない鈍な所も、大好きv
 あと、ガラスの風鈴も聖らしくて好きですv時計とかアクセサリーをプレゼントする聖は、全くイメージ出来ないので、風鈴はらしくてピッタリだと思います!そしてその後、シスコン良門(笑)に襲われますが、大したことはなく逆に相手に逃げられて、かなりご立腹!(笑)




 そして今回も当然萌えポインツは随所にあり!
 先ず何と言っても、GWにキャンプ(しかも泊まりかよ!ニヤリ☆)に行きたいと駄々をこねる聖!可愛いなぁ…。行ってやれよ、弓生さんよぉ〜!
 そして初の夫婦喧嘩!いや、喧嘩はよくするらしいけど、小説内では始めてだから萌えたのですvしかも原因は成樹。成樹の四天鬼を達彦が欲しがってるとか力を試すために襲ったとか色々。でも今は省略(笑) その際、成樹は聖に八つ当たりし、全く事情を知らない聖は狼狽えるばかりで…この時の狼狽える聖も好き〜vv可愛いんだもんvそしてその後、弓生から『本家』の思惑を聞き、ショックな聖。
 聖がショックだったのは言ってくれなかったことじゃなくて、自分も成樹を襲うなんて勿論やりたくないけど、だったらユミちゃんだってやりたくなかったし辛かったはず。それなのに…と、あくまでも弓生中心!しかもその弓生の気持ちが痛いほど分かり、泣きそうになるんすよ!
 弓生は弓生で、神島家が成樹の力を奪おうとしていること、成樹の力を試すために襲う依頼を受けたことを聖に言えなかったのは、聖が思惑を知ってしまったら、聖は落ち込み、笑顔が失われてしまうから―
 弓生は聖から笑顔を失うことを避けたかった、ただそれだけなのです。だから言わなかった。つまり、成樹はどうでもいいらしい。あくまでも聖中心。そんなお前らが大好きだあぁーーー!!!
 …でもその後、聖は家を飛び出して三吾の所に行ってしまうんですけど(笑)




 そして今回から貧乏クジが決定した三吾。達彦から『今の鬼つかいは神島家なんだから、関係のない他家は鬼とは接触するな!』と釘を差されたのにも関わらず、結局関わらざるを得なくなります(笑)
 …ってぇか、弓生と喧嘩して膝を抱えて背中を丸めて落ち込む聖が可愛くて可愛くてっ〜!よく三吾も理性が保てたな…。でもまあもし少しでも手を出してしまい、それが弓生にばれたら、完璧殺されますからっ!弓生さんは聖が絡むと相手が誰でも容赦ないですからっ!(笑)
 …ってぇか、夫婦喧嘩して家を飛び出して愚痴をこぼすかと思いきや、「ユミちゃんは悪うない」と言う健気な嫁!しかも最後はノロけてますよ、この奥さんってば!!(笑)




 この後も家出した聖を迎えに行こうとした弓生が拉致られたり、それを知った聖がキレたりと盛り沢山です。…ってか弓生が居なくなった聖は自制が効かず、下手すりゃ日本を壊しかねない勢いです。三吾とドライブしながら(違います)弓生を探す聖。勿論『食』を優先することも忘れません。聖だもん(笑)
 そしてキレて散々騒いだかと思ったら、急に一気に落ち込み口も開かない放心状態。このギャップ、溜まりませんっ!
 ひとまず休むために家に戻ると佐穂子が食事を作って待っててくれて、珍しく滅多に口を開かない静かな聖を励ますために平手!(笑)恐らくかなり効いたと思います。




 そしてこの後、弓生の監禁場所が分かって、聖が弾丸の如く走って行ったり、邪魔しようとしたシスコン良門をけちょんぱにやっつけたり、落ちつけと言っても落ち着かないほどだったけど、無事ユミちゃんを救出して、寝る間も惜しんで看病したりとか、様態が落ち着いてホッとして看病疲れでユミちゃんの上で寝たりとか、弓聖的にもとっても美味しいシーンが続きましたv




 そして今回の萌え台詞&萌えシーンは、怨鬼・雷電だったころの弓生の事を聞かされた時の聖の一言。


『それがなんや。あいつが昔どんなヤツやったかなんて、オレには関係ないんや』


 んも〜、なんて言いますか、ユミちゃんが昔どんなに悪いことしてても、今の聖にはどうでもいいんですよ。信じる信じないとかじゃなく、聖にとっては自分と出会ってからの弓生が全てですから、それで充分なんですよ。かあぁ〜、正しく夫婦の愛!




 あとは、アレっすね!弓生が無事に帰ってきて、看病疲れで眠ってしまう辺りのシーン。多分、弓生自身も聖の寝顔を見てホッとしたことでしょう〜vその時の聖の台詞。


『オレ、心配やった―ユミちゃんが帰ってけえへんのやないかて。もしかしたらもう、帰ってけえへんて。そんな気ィしたんや』


 可愛い可愛い可愛い〜vvvvvv一人になるのが怖い―
 こういう気持ちを全面に出す聖は大好きです〜vvvvvvv
 この後、「馬鹿なことを―」と言われるんですけど、弓生自身『可愛いヤツだ』と思ったに違いない!




 最後に、弓生が知徳=道満と言うことを聖に伝えないと―と思うシーンで、
―伝えなければならないことがある。と言ったとき、分かっちゃいるけど、
「えっ、なに?告白?ついに?」と思ったのは私だけではないはず…



   



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