3:朱の封印




大まかなストーリー:
 1巻のラストを引き継いで、本来の封殺に戻るのが、この巻からです。
茨木です!にごりません!いばらきです!どーでもいい?はい、そうですね(笑)
 この巻から「道満編」が始まり、3巻はまだ序章って感じで、まだそれ程貧乏クジを引いていない、ややカッコイイ気味に三吾が登場しますが、この巻の見所は何と言っても聖の昔の男が、聖を迎えに来るのが何よりも涎モノの見所です!!
 昔の男と今の男の間で悩み苦しむ聖とか、嫁を取られまいとする旦那の行動がマヂで容赦なかったりと色んな意味で、萌え所が随所にあり終始弓聖で面白いので、大好きな巻のひとつですv



 先ず最初に表紙がかなり好きv聖がやんちゃな少年っぽくて可愛くて大好きですv私の中ではBEST5に入ります。(1位などは追々…)
 そしてこの3巻から登場する道満(知徳)は、聖たちを苦しめるのが趣味らしく、聖の昔の男を利用したり、弓生の昔の女を登場させて夫婦の仲を壊そうとしたり、それでも二人の絆は強いモノだと分かると、今度は聖の命を奪ったりと、二人の愛を何度も試される機会が多くなり、しばらくは弓聖的にも美味しい巻が続くのですv(注:全て腐女子目)




 因みにこの巻の萌えポインツは兎に角盛り沢山で大変ですっ!大変なんですっ!!分からないと思うけど、今、物凄い勢いでキーボードを叩いてます!(笑)そのくらい大変というか早く打ちたいと言うか、兎に角自分の中のモエを早くPC画面に表示したいっ!(爆)




 因みに私の3巻はP68から始まります。つまり、聖が登場するシーンvvvv




 もうねぇ、再会からして聖なんだよね〜v
 1巻からの続きで、成樹は聖たちに会いたいのに、生死も行方も分からない状態で、しかも自分の中にいる四天鬼を上手くコントロールできなくて、苦しくて悩んでいっぱいいっぱいになっちゃって…そんなときにひょっこり成樹の前に現れたのが我らが聖きゅん!
 ……惚れんなよ?成樹(笑)
 そして聖は「元気やったか?成樹」といつもの調子で声を掛け、再会した冒頭から悩んでる様子の成樹の話を聞…かず、ハンバーガーを食べることに没頭します。これには成樹も少々呆れ気味(笑)
 ひとしきり食べてから成樹の視線に気付き、「ポテト食うか?」と聞きます。
…成樹が見ていたのはポテトじゃなく、聖なのに気付かないこの鈍さ!最高ですvv(笑)
…ってか、何があっても『食』を優先する聖が大好きですvvvv




 あと、マンションに戻ってからの豆まきをしたと話すシーンも好きですvこういう生活感の溢れているシーンって凄い好きv
 例えば聖が食事を作るシーンとか、弓生と一緒に食卓を囲むシーンとか、皆でワイワイ言いながら障子を貼るシーンとかv
 因みに今回は、節分で聖は豆を蒔いたらしく、成樹から「…鬼が豆をまくわけ?」と聞かれ、「鬼が豆まいたらアカンのか?」と逆に聞き返します。ん〜っ、可愛いvvv
 いや、別にダメじゃないけどさ、鬼が『鬼は外』って言う姿を見てみたいって!(笑)
 しかも「厄払いだから歳の数だけ豆を食った」と言われ思わず成樹も驚き(呆れ)ます。確かにね〜、1000粒以上だもんね〜。普通は驚くわさ!でも聖は普通に「食った」と答えます…ちくしょ〜、可愛いなぁvvvv
 しかも「弓生も豆をまいたの?」と聞かれ、「んー、ユミちゃんはあの日、なんでかしらんけど帰ってくるのが遅うてな」…って、それ、逃げられてるよ、聖(笑)←しかも逃げられたことに気付いてない(笑)
 しかもユミちゃんは好き嫌いが多いらしく大豆は嫌いらしく、自分では作らないのに好き嫌いが多い旦那―これには奥様も少しご立腹。
 それでも旦那の好きなのを作ってあげようと張り切って買い出しに行く嫁!…愛されてるなぁ、弓生ってば。ちくしょう…(羨ましいらしい)
 そして買い出しに行った先で偶然に成樹を見掛けて声を掛けたと説明します。…その時点でかなりノロけてるとも気付かずに!!(笑)
 聖は無意識の内に惚気るので、大変です!(何が?)




 でもそれよりもなによりも、この巻の最大の萌えポインツは聖の昔の男・茨木が『一緒に帰ろう』と聖を迎えに来ちゃうからさあ大変!しかも『ずっとずっと会いたかった』とまで言われてしまいます。
 弓生も大事だけど、茨木も気になる…聖は二人の間で悩み苦しみます。そして旦那は旦那で聖を取られてしまうのではないかとハラハラドキドキ。
 いっそのこと殺してしまおうとしますが、当の本人―聖に阻止され、嗚呼ショック…。




 …ってか、本当に容赦ないんですよ!マヂで!
 聖は此処最近現れてる餓鬼が大江山の時の仲間だと知り、その餓鬼を引き連れてる親玉が茨木で、自分たちを捨てたことを恨んでて、聖はそのことを知ると動揺しちゃって攻撃することができなくなってしまいます。そしてヤバいぜ!殺される!って時に旦那が駆け付けるのですが、 『消え失せろ…』と、まるで聖を傷つける者は誰であろうと許さない張りに攻撃します。
 容赦のない弓生さんはマヂで怖いので、思わず聖は茨木を逃がしてしまいます。そして何故逃がしたかと聞く弓生に、聖はただひたすら謝るばかりで……
 この辺りの情緒不安定っぽい聖きゅんも美味しいので大好きですvvv




 そして再度現れた茨木!しかも今度は聖ひとりで会いに行きます。けれども今度の聖は違いました。そう―聖は弓生を選んだのです。そして今の自分に出来ることは、恨みで蘇ってしまった茨木や昔の仲間達を再び封じて安らかに眠らせてあげることだと思い、サシでの勝負を挑みます。あとから弓生が駆け付けても「手を出したら絶交だ!」と言い放ちます。
 …ってか、絶交っすか?絶交って今時子供でも言わないよ…可愛いなぁvvvvv
 しかも聖に絶交されるのが怖いので、弓生も言うとおりにします(笑)
 …面白い二人だなぁ(笑)




 そして今度こそ茨木ときちんと別れ、茨木は別れ際
「(蘇ったのは)ただ、お前にもう一度会いたかっただけだった…」と殺し文句を言い、再びこの世を去ります。そして無事に戻って来た妻を旦那は優しく抱き締めます。(注:私の中では)
 そして二人仲良く愛の巣へと帰ります。…ってか、その車内も好き!!大好き!!ものごっつぅ大好き!!!




 帰りの車内で聖は「コンビニのおでんが食べたい」と明るく言い、ノンストップでおでんの醍醐味を話します。けれどもこうゆう風に聖がカラ元気を見せるのは、凄く酷く落ち込んでる証拠なので、その事を痛いほどよく分かっている知っている弓生は「茨木は封じなければならなかった」と言います。
―だからそんなに落ち込むなとでも言わんばかりの言葉。
 ホントもう、弓生は聖が大事ですから!聖さえ元気で笑っていてくれたら、何も望まないほど、聖にゾッコンラヴ(死語)ですからっ!(笑)
 すると聖は小さくポツリポツリと自分の気持ちを話し始め、
『大江山が攻められるって知ってたら絶対に自分は山を下りなかった』と言います。
 誰にも言わずに山を下りた直後に大江山が襲われてしまい、仲間もみんな死んでしまい、唯一その時に生き残った茨木が単独で復讐に行き、逆に返り討ちにあって死んでしまったことも全て後になって分かって―
 そんな自分が悔しくてきっと当時も凄く自分を責めて泣いたんだろうな…ううっ、可哀想に…聖きゅんっ!(泣)


 この次の台詞がこの巻では一番好きですvvv


 『オレな、かんにんって思た。みんなにな。ずっとかんにんて思っとったんやけど、あんまり長い間謝っとったから、いつの間にかもうええつもりになっとったんや…けど、死んだヤツにしてみれば、どんだけ謝ってもろても意味なんかないんやな…』


 そう言って泣くんすよ!きゃあぁ〜vvvvvvvvvvvどうしよう〜vvvvvvvvvv
 しかも横を向いて弓生には泣き顔を見せないようにするんですよ!でも静かにポロポロと泣いてるんすよ!!いつもお気楽ご気楽脳天気の悩み無しの底抜けに明るい聖きゅんが、こんな風に落ち込んでしまい、こんな寂しくて悲しいこと呟きながら隣で泣かれた日にゃ、そりゃ弓生さんも車のスピード落としますって!(笑)
 そして車のスピードを落とし、「着くまでには泣きやめよ」とさりげに優しい弓生さん!
 いや〜ん、もうっ〜vvvvvv落ち着けってか、落ち着けないっつーの!爆モエvvvvvそうだよね!家には成樹がいるもんね。勿体なくて泣き顔見せられないよねvvv聖の泣き顔は弓生だけのもんだからねvvvvvんもう〜、弓生さんのケチ!(笑)




 その後はホントにもう、本来のいつもの明るく元気な聖きゅんに戻りますが、こうゆう所がホント凄いと思う!ホントはどん底まで落ち込んでるクセに、きっと旦那に心配させたくないから明るく振る舞うんですよ、この嫁は!!なんて健気で旦那思いの良く出来た嫁なんだっ!!そんな出来た聖が大好きだvvvv




 最後に、茨木の事を『昔の男』と表現してましたが、私にとって聖の始めての相手はやっぱり『弓生』なのですvv(いきなりどうした?)
 確かに大江山ではモテモテで茨木だけじゃなくその他の童子も鬼も、みんな聖に惚れてたと思います。でも聖は自分への好意には鈍ちんさんなので、皆からハートの矢が刺さり捲くっていたとしても、聖からは仲間あるいは友情の矢しか向かってないと思います。
 あと、互いが互いを『頭領には手を出すな』と見張っていたので、ある意味そのお陰で聖の貞操は守られたと踏んでます!(笑)
 まぁその中でもやっぱり茨木が一番酒呑童子のことを愛していたと思いますがvvv



   



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